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花粉症と咳ぜんそく

[2018.04.01]

〇 咳ぜんそくってご存知ですか?

 

ぜんそくとは、咳がでたり呼吸が苦しくなったり、息を吐くときにゼーゼー、ヒューヒューと音がするのが特徴です。ぜんそくと咳ぜんそくはどう違うのでしょうか?

 

 ぜんそくは空気の通り道である気管支にアレルギー性の炎症が起きており、いろいろな刺激に対して気管支が狭くなる発作を起こします。その結果、咳や息苦しさ、ゼーゼーが出ます。咳ぜんそくも同じように気管支にアレルギー性の炎症があり、刺激により咳が出ます。咳ぜんそくがぜんそくと違うのは息苦しさやゼーゼー、ヒューヒューなどの音がしないことです。ぜんそくほど気管支が狭くならないので息苦しさやゼーゼーはしないのですが、ぜんそくと同じように気管支を拡げる吸入薬(気管支拡張薬)が非常に良く効きます。逆に言えば、ゼーゼー、ヒューヒューと音がしない(聴診器で肺の音を聞いても異常がない)咳が持続しており、気管支拡張薬で良くなった場合には咳ぜんそくの可能性が非常に高いです。

 

咳ぜんそくでは大人の30~40%、子供ではさらに高い割合で将来的に気管支ぜんそくになるといわれています。適切な治療を行なえば気管支ぜんそくになる割合は下がりますので適切な診断、治療が大切となります。

 

〇 花粉症と咳ぜんそく

花粉症から咳ぜんそくになるということはありません。しかし鼻腔と気管支は上気道、下気道といってつながっています。空気は鼻から吸って気管支を通って肺に届きます。花粉症もぜんそくもアレルギーによる病気であり非常に似たもの同士なのです。実際にぜんそくがある方の2/3は花粉症などのアレルギー性鼻炎をもっているといわれます。このため花粉症のある方はぜんそくや咳ぜんそくももっている可能性があります。普段は咳ぜんそくをもっていても症状がない方でも花粉が刺激となり咳ぜんそくが表面化する可能性があります。このほかにかぜウイルス、黄砂、冷たい空気、温度の上昇、たばこの煙なども咳ぜんそくが悪化する刺激になります。

 

鼻水やくしゃみ、目のかゆみなど典型的な花粉症の症状のほかに、毎年春になると咳が出る(特に眠るときや深夜から明け方)、花粉症の薬を飲んでも咳だけは良くならないなどに当てはまる方は咳ぜんそくを合併している可能性があります。

 

〇 咳ぜんそくの場合どうすればよいの?

ステロイドというアレルギーを抑えるお薬を吸入することで症状を改善し、気管支ぜんそくに将来なる割合を減らすことができます。治療開始後症状が改善した場合には、経過をみて治療を終了します。治療を終了したあと再度症状が出る方は治療再開後は長めに治療を継続することがあります。

 

もちろん咳ぜんそくが悪化する原因がある場合には、その原因を減らすようにします。花粉や黄砂などが原因の場合にはマスクの着用するなどです。

 

花粉症の時期に咳が出て長引くかたは咳ぜんそくの可能性もあります。症状のある方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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